紫微斗数　 占い静岡　　宮立命 | 日記 | 対面鑑定の利点

最近はメール鑑定の依頼の方が多いのですが、お客様の身の上に起こっている事、またこれから起こることを鑑定するのは、対面鑑定に勝るものは有りません。今日は対面鑑定の利点に焦点を当てて日記を書いてみます。
鑑定の元となる命盤を「生年月日、出生時刻」などから作成します。
この命盤には、その人の一生に起こる出来事、どんな人生を送るのかが、凝縮されて収められてると言えます。パソコン用語で言えば、「圧縮ファイル」みたいな感じです。

その内容を書き出しますと、命宮という部分には、その人の性格、ものの考え方、行動傾向、チャンスに恵まれるのか、人との縁は良好か、財運には恵まれるのか、病気や事故などに遭うのか、異性との良い出会いは有るのか、結婚は出来るのか、子宝に恵まれるのか、生まれ故郷を離れる宿命か、離れて幸せになるタイプか、遠方に出向いてトラブルに巻き込まれる事は無いのか、友人や仲間に恵まれるのか、仕事運は良いのか、出世は出来るのか、住む家に不自由はしないのか、趣味などが楽しめる人生なのか、両親や目上の人に恵まれるのか。と言った、いわゆる「命盤」の12宮の凝縮した内容が「命宮」には凝縮しています。

さらに、命宮の内容を詳しく項目ごとに診れるのが、12宮になります。

12宮とは、命宮の中に凝縮された項目を、12の箱に分けて、さらに細かく分析出来るようになっています。12宮の内容を以下に書き出してみます。

兄弟宮
兄弟姉妹、親友などの身近な親しい人間関係を観ることが出来、それによって恵まれた人生が送れるのか否かが判ります。

夫妻宮
まず、異性との出会いが有るのか否か、どのような異性と出会うのか、出会って楽しい関係が築けるのか、結婚まで出来るのか、結婚した場合に、どんな関係になるのか、生涯仲良く連れ添えるのか、極端な場合には「死別」や「離婚」に至りやすいのか、といったことが細かく判ります。

子女宮
子宝は授かるのか、養育に苦労はしないか、子供は親孝行をしてくれるのか、といった事から、目下の縁の有る人との関係も、この宮で判ります。例えば、弟子のような存在の人、単なる部下ではなく、自分のためになってくれる目下の他人の関係も、ここで判ります。講座や講義、教室を開く場合には、そこに来てくれる人たちとの関係に恵まれるのか否かも判ります。

財帛宮
まさに財運を診ます。お金に不自由しない人生が送れるのか、それとも貧乏するのか、お金儲けは出来ても、大損をしたりトラブルに巻き込まれるのか、どんな形でお金儲けが出来るのか、
また損をする場合には、どんな事が起こるのか、といったような事を診ます。

疾厄宮
生涯健康で過ごせるのか、難病などに掛かることは無いのか、もし病気に罹るとしたら、どんな病気なのか、トラブルや災難に会うことは無いのか、といったことを診ます。

遷移宮
外回りの運を診ます。営業や運送業、航海、旅行、登山などに携わる人にとって重要な宮です。
また、一歩外に出ての出会う人間関係の良否も診ます。知らない遠方に行って出会う人との良否が現れます。ここが良い人は、良い人の縁に出会えて成功も得やすいのです。また、外に出向く人生に成るのか否かも診ます。故郷を離れる宿命か、海外へ移住するような宿命か、またそういう移動に関わる災難や幸運も診ます。
また、貴方自身の第一印象もここで判断出来ます。本心はともかく、第一印象が良いというのは得ですね。

奴僕宮
兄弟宮や遷移宮でも、人間関係を診ましたが、「奴僕宮」では、社会一般の人間関係、特に比較的身近な人達、例えば、会社の同僚、ご近所の人間関係、サークル活動や、ママ友、教室の仲間といった人たちとの人間関係が恵まれるのか否かを診ます。商売する場合には、顧客との関係も診ます。この宮が悪いと社会生活する上で苦労します。山奥に独り暮らしで自給自足するなら関係ないですが。

官禄宮
組織の中での恵まれ具合が現れます。会社員にとっては重要な宮です。仕事運も診ます。
組織の中で活躍できると判れば、会社勤めで出世も出来ます。組織での活躍が苦手な場合は、一人で出来ることを探したり、個人プレイの仕事を探すとします。

田宅宮
家や不動産に関して恵まれるのか否かを診ますが、家庭状況も診たりします。結婚しても家庭内にトラブルが絶えないとか、家族皆幸せなのかということや、家屋不動産の取得に素晴らしい物件を手に入れる事が出来るのか、あるいは一生、住まいに不自由したり、家屋の災難に遭ったり、家庭に恵まれないなどの事も現れますし、晩年に向かっての財産状況も現れます。
働き盛りのころ幾ら絶頂期であっても、晩年に貧困で苦しむといったことも判るのです。

福徳宮
ズバリ、寿命も観ることが出来るのです。その場合は命盤全体の判断が必要ですが、また時期も予測可能です。
この宮は、精神的な満足度や、深層心理を診ます。免疫的なことも観ることが出来ます。
メンタル面を現す宮です。趣味や生き甲斐といった事が現れます。
非常に重要な宮です。

父母宮
両親、目上の人、上司などの人間関係に恵まれるのか否かを診ます。
父親、母親の区別の判断も可能です。

田宅、福徳、父母宮は、先祖の因縁も判断できます。
以上、12宮の単体での判断要素を記述しましたが、複数の12宮を複合的に診ることによって、さらに細かい項目も判断出来るので、人生のあらゆる事柄を判断出来るといっても過言では無いでしょう。
さらに、凄いのは、それらの来るべき時期の判断が出来ることです。
例えば、2021年の5月の下旬から、6月上旬に○○が起こる可能性が高いです。という具合です。

以上に述べた内容が、たった一枚の命盤に思いっきり圧縮され、入って居るのです。
オギャーと生まれて、亡くなるまでの一生に起こる傾向の事が、時期まで特定されて凝縮されているというのは驚きです。

ただ、この命盤を眺めるだけでは、そう簡単には解読は出来ません。パソコンで言えば、「圧縮ファイル」を「解凍」する作業が必要だからです。
その「解凍作業」が対面鑑定なのです。
命盤には実に多岐に渡る事象が凝縮されていますから、お客様と問答することによって、毛糸でグルグル巻にされたボールを解くような作業が必要なのです。
対面鑑定なら、実に短時間で「解凍作業」が行え、ご相談に対する答えが得られるのです。

これが、メール鑑定となると、文章という形態を経てやり取りするのですから、微妙なニュアンスも伝わりません。複雑な問題、悩みこそ、対面鑑定の出番なのです。

鑑定前に、出生データーを送ってもらい、命盤を立てますが、実際に対面時にお会いして、命盤の意味合いが一変することは多いです。それは観相術も無意識の内に働いているからでしょう。
対面は鑑定がとても正確にやりやすい方法です。