紫微斗数  占い静岡  宮立命 | 日記 | 占い師は仙人じゃない

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紫微斗数  占い静岡  宮立命 の日記

占い師は仙人じゃない

2017.08.25

私が紫微斗数を学び始めた頃に教室で耳にした話です。

教室にはプロの占い師さんが30人ほど集まっていました。

初めて占いの教室に参加した私にとってワクワク、ドキドキする瞬間でした。元々占いなんていうものに興味も無かったし、占って貰うことも無かったのだから、未体験の世界です。

そもそも、占い師という存在が神がかり的で特別な人間の集まりと思っていました。

しかし、そこに集まったほとんどの人たちは一見普通の人達でした。

中には若かりし頃の「シンディ・ローパー」を彷彿とさせるジュエリーや宝石をジャラジャラと身にまとった摩訶不思議な雰囲気のお姉さんもいましたが、特別雲の上の人を感じさせる人は居ませんでした。

  教室の回を重ねるうちに、皆さんの話題から、占い師さんといえども普通の人から超オタクの人まで個性あふれることも分かってきました。

そんな中で、「僕は一切テレビや新聞も観ない、そういうメディアの媒介に惑わされないことが大切だ」と胸を張って言われる方がいました。私は「凄いなあ、やっぱりプロの占い師さんて仙人みたいな感じで俗世のことには無関心というか振り回されないんだ」と感心しました。

  しかし、あれから何年も経過し私もプロの仲間入りをして、何千人もの方々の様々な人生に関わらせて戴いて、強く感じたことは占い師は仙人なんかじゃ勤まらない、ということを強く感じました。

どうしてかと言うと、ご相談に来る人達が苦しんでいる世界の事に無頓着であったなら、ご相談者さんの悩みすら理解出来ないでしょう。ということです。

貧困の悩みを扱うなら、なぜ貧困に成るのかという社会的な仕組みや背景も理解していないと、ただ単に相談者さんの精神論を云々していても解決には結びつかないと感じます。

  様々な事件も今は発生します。昔は有り得なかった事件も多くなりました。これもただ単に運命の吉凶を云々していても何の解決にも導けないと感じます。

つまり理論だけでは解決にならないということと思います。

  社会的な背景、俗世の事情が判っていないと、何故そうなるのかも理解出来ないと思います。俗世の状況に、その人が持っている性格や運勢、運命が化学反応するみたいにして様々な出来事、事件、災難が発生すると感じます。

  したがって、私はテレビのニュースもドキュメンタリーもよく観ます。

  雲の上の仙人や、山奥の仙人で居たなら、俗世の人たちにアドバイスなど出来ないと思います。

絵に書いた餅は食えないのだ。

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